賢明な作業のために

TWDO Workshop

Practice

ツリーワークの基本からシステムのセオリー、樹上レスキューの基本、管理責任者向けのセーフティで効率的な作業など、座学・デモンストレーション・実習・トレーニングを含めニーズに合わせたプログラムなど、何を習得したいかによって構成します。

ツリーワークの基本構成として、それぞれの段階で特徴的な項目を分類し10のセクションに分けます。これは段階を追って習得するべき項目では有りませんが、ただ登ることが出来れば作業が進められるという訳ではないので、それぞれ前段階の習得しておくべきスキルが無ければあまり効果的とは言えません。例えばポジショニングに関わるクライミング三角は、移動にもリギングにもエスケイプにも関わるのでマストな知識と技術ですし、結びが出来なければ作業自体も始められません。全部繋がっています。

そこでツリーワーカー研究開発機構としては、微妙に絡んでくる段階を4つのクラスに分けました。

10 Section

1.Climbing 登る

2.Positioning 作業姿勢

3.Moving 樹間移動

4.Tying 結び

5.Setting 方法設置

6.Pruning 剪定

7.Rigging 吊り降ろし

8.Cutting 伐り方の仕様

9.Operation 吊りの仕様

10.Dismantling 下降操作と片付け

 

class 1

ツリーワーカーズ研究開発機構クラス1では、自分のスキルを、聞いた・見た・やった、の3種類に分類し、それぞれの経験に見合った内容を伝えますが、クラス1はツリーワーカーとして基本が多く、最低でもクラス1は習得するべきです。

class 1 skill

TWDOの目的/方針/根拠

重力/方向/力の解説

安全率/落下係数の解説

用語の解説

ロープの組成/規格の解説

ギアの適性とインスペクション

プランニングシステム

スローライン

 

アンカー架設の種類

MRTシステム概要

SRTシステム概要

2系統P&Bの概要

スパークライミング概要

危険な方法

クラス1ノットT.D.S.

class 2

ツリーワーカーズ研究開発機構クラス2では、クラス1を習得していることが条件で、登ることの先にあるリギングに関わるセッティングやクライミングとリギングの関係、吊り降ろしに関わる力学やそのセオリーを伝えます。

class 2 skill

クラス1の復習

クライミング・デモ

ポジショニング・デモ

救助概要

セットアップ・デモ

プーリーシステム

ポジショニング合力/分力

メカニカルアドバンテージ

 

リギングシステムの解説

リギングプランニングシステム

リギングセッティング概要

MRT・SRTシステム概要

クライミングとリギングの関係

リギングシステム概要

自由落下の注意点

クラス2ノットT.D.S.

class 3

ツリーワーカーズ研究開発機構クラス3では、クラス2を習得していることが条件で、さらなるリギングに関わるアドバンス技術、地上と樹上の役割の分担、レスキューに関わる条件と状態のセオリーを伝えます。

class 3 skill

リギングギアインスペクション

システムと器材の選択

システムプランニング

スパークライミング

バットヒッチング

リギングプラクティスの注意点

リギングシステムの実践

グラウンダーの役割

地上と樹上の連携

ロワリングデバイスの操作

 

リロード・ラインキーピング

リギングプランの選択

リギングのセッティング

効率重視したパウチワーク

リディレクトアンカーの設置

トラブル対処の概要

クラス1・2の復習ノットT.D.S.

PDCAサイクル

現場調査の重要性

救助哲学

class 4

ツリーワーカーズ研究開発機構クラス4では、これまでのツリーワークの総括的な内容です。また実際の現場に合わせた計画や設計、ギアやPPE・スプライシングやアドバンスレスキュー等に関わるセオリーを伝え、主に有能な人以上の管理者向けの哲学等に関わるチームやパーソナルプラクティスになります。

class 4 skill

クラス1の復習

クライミング哲学

リギング哲学

チームの役割と構成

プランニングの検討

FA/トラブル時の役割

緊急時のプランニング

オフサイトチェック

オンサイトチェック

天候・交通・障害物のタスク

環境・廃棄のタスク

その他の条件のタスク

 

ノットクラフトアドバンス

アイスプライシング

システムとPPEについて

対象荷重の計算

PPEのメンテナンス

スローラインスリックトリック

ツリーレスキューの概要

ピックオフ・スナッチ・

クロスホゥル等のアドバンス

バットヒッチングのレスキュー

チームレスキュー

Performance

全国どこへでも伺います。希望の日程や内容をお聞かせください。

基本は何人でも費用は1日80,000円です。4人参加だと1人当り20,000円になります。内容・日数によって費用面でもご相談に応じます。

雨天対策を含め、旅費・宿泊費などご相談によって決定致します。また、機材運搬費・保険料など別途費用がかかる場合もあります。

Example

●基本のノットクラフト〈座学〉

●クライミングシステムの解説とデモンストレーション

●ポジショニングとリギングシステムの実習

●スローラインアドバンス

●アイププライス講座〈座学〉

●実践的レスキューのプラクティス

●適切なシステムとPPEについて〈座学〉

●管理者向け業界のセーフティな作業慣行〈座学〉

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