ワークショップは、自分のセーフィティは自分で組立てるという考え方と作業の整合性を目指し、これから高所樹上作業を始めたい方と、次の段階を目指してレベルアップしたい方向けに、ギアの紹介を含めた知識と技術を伝えています。
TWDO ワークショップ
我々の賢明なベタープラクティスを示し、適切な作業慣行を構築するためのアイデアとして書籍という形で紹介しています。技術の紹介や一般向けのテキストではありません。またこの書籍を手に入れたからといって、素晴らしい作業が習得できるものではありません。あくまで自分の作業を善き方向に向けたい人への助言として存在します。
サトックブックス
あくまで初心者向けのセーフティをテーマにしていますので、まず何を始めたら良いかという基本を提案しています。作業のために一流のワーカーを見本としたスゴい技術の紹介では必要ありません。
ご注意ください。
道具に頼るのではなく、自然の摂理に従ったプランを立て、作業のため何をどう組み合わせるかを考えます。プラクティスでは成功をイメージしながらも失敗を経験し、より合理的にセーフティに、そしてより効果的に楽に速く作業を進められるようになることを目指します。
普段から習慣として行なう最も適切なセーフティを構築することが目的です。エクストリームな技術を紹介してギアを売る講習ではありません。あくまで自身の作業を見つめ直し、理に適った方法を模索し紹介するため書籍だったり、書籍だけでは伝えきれない細かな部分を組立てる知識と技術を伝えるワークショップを行います。
結べる方法を知ってるだけでは、機能するノットに成りません。基本となるタイ・ドレス・セットを意識して、手の動きや途中の視点をおりまぜ、ドレスに着目して結びを機能させることを目的としたノットクラフトの本です。
幹の中心のより高い位置にアンカーを架設することが作業の第一歩です。スローラインは練習すれば誰でも巧くなります。しかしトラブルも多くその解決法や善後処理と共に、適切なアンカー構築を目指します。
スプライスは、ノットによる強度低下やカラビナの回転を抑制するなどが目的で、そこにリスクを感じる人の思考の先に存在します。道具は手足の延長で、手足は思考の延長です。
ロープで作業する上で知っておきたい事柄として、世界的にスタンダードとされる合成繊維ロープの規格や特性を承知することが前提です。適切な機器選択と整合性はタスクに合わせた作業性の向上に繋がります。そしていい加減な選択は効率の悪化、危険と疲労の蓄積を招きます。
物理や力学は必要無いと考えている方が多いですが、クライミングやリギングを含めた高所作業では、巧く地球の力を使って効率よく疲労を最小限に抑えるための最も重要な理屈だと思います。方向・力・重力はセーフティや作業性の向上には不可欠な事柄です。
より良い方法を選択するための基本を理解することが目的です。登り方や伐り方以前に知るべき[方向・力・重力]をより具体的に紹介し、プランやチーム構成に役立てる内容となっています。本書は成功の事例を紹介するものではありません。
ロープアクセス系/レスキュー系/ツリーワーカー系/スポーツクライミング系など、一部の特化したロープワーカーのための用語や略称を、関連項目や連動した内容を追えるように工夫しています。
ロープアクセスは複雑で難解な技術ではありません。私が考える理想的な手法と実践の組み立てとして、ロープアクセス技術のベーシックをしっかり理解し適切な条件で使用することが、良好な作業に繋がると思います。
ツリーケアは登れれば伐れる単純な作業ではありません。的確な樹木の診断が行われた上で、クライミング・作業姿勢・吊るし・伐り・解体をチームで共有し、人的・器材・環境・組織そしてピーク力等を理解しシステマティックに取り組む一連の作業です。
この MY Code of Practiceは、高所樹上作業者の革新性と創造性により、作業をセーフティかつ効率的に管理する際に直面する多くの課題に対処でき、実用的な技術と管理システム、高度に熟練した専門的な労働力をサポートし成長を続けることが目的です。
テクニカルガイド:1は、MYCoPに従った良好な高所樹上作業に繋がると私が考える具体的な手引きです。出来るだけセーフティに近づきシステムを構築することが、より効率的で危険の少ない作業です。良好な作業は成功例の踏襲ではありません。
樹上作業は本来危険な作業ですが、セーフティに出来ない訳ではありません。ツリーワーカーにとってTG:1だけでは喰い足りないと思われるレスキュー部分に特化し考察したポイントを紹介しています。
MYCoP/TG:1に従い的確な作業を進めるにあたって、機器の選択が重要なポイントになります。経験豊富な作業者や怪しい販売店に聞いた話が即ち自分に適合する訳ではありません。適当な機器選びやセーフティが延いては作業効率を上げます。